にきび跡 皮膚科のメリット公開中

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大きな窓のある家に引っ越し。
明るい色で装飾をほどこした。
心理的な問題を解決する上で、毎週精神療法も受けている。
仕事を引退してからは、ボランティア活動に忙しく、SAD患者のための支援グループに、創設当時から加わっている。
治療の結果、今ではやりがいを持ち、今までになく楽しい生活を送→ている。
SADについての理解と光治療が与えてくれたものを思い、ペギーは以下のように結論づけている。
過去のことについて、今自分を責めようとは思いません。
SADが生理的な疾患であって、私のせいではないと知ったことが、私を自由にしてくれたようです。
起こっていることに対して、余裕が持てるんです。
自分に批判的になる必要もありません。
自分の気持ちを良くしてくれる道具を今は手に入れたのです。
アランは離婚歴のある三十代後半の電気技術者である。
浅黒い男前で、体格も良いが、皮肉っぽい笑いをうかべ、斜に構えた所があった。
そういった人生観も、SADとその結果に由来するところかもしれない。
七歳の時から、冬になると調子を崩し。
他人とつきあうのがいやで、睡眠と食欲も変化した。
気分屋の子供だと思われていたがまず学校で大きな問題が生じた。
冬になると本がうまく読めないし、文字や数字を間違えて書いたり、書くページを問違えたり、綴りの間違いも多かった。
夏や秋はなんとか学校の勉強をこなしていたが、冬になると、次から次へと起こる問題を抱えて、登校すること自体を恐れるようになった。
学校を「バカにされるために、わざわざ行かなければならない所」だと思っていた。
十二歳になる頃には、きちんと学校に行かなくなっていた。
精神科医の診察を受け「登校することに伴う恐怖や不安」を治すという目的で、電撃療法をされていた。
しかし、この治療は効果がなく、アランにいやな思いをさせただけであった。
十三歳の頃には、矯正施設への入所も考えられるほどであった。
その後、定期的に精神科医の診察を受けることに両親が同意し、週のうち数日間は家庭教師が郡から派遣されてきた。
アランは家庭教師の助けで、なんとか七年と八年を終えた。
しかし、家庭教師が来なくなると、アランは学校を決まったように休むようになり、とうとう十五歳になってしまった。
その頃には、自分の問題が、学校とも関係があるが、冬になると気分が悪くなるところから、季節の変化と関係するのに気づいていた。
十五歳から働きだし、いくつかの仕事を変わって、電気技術者になった。
十代後半に、何人かの女性とデートを重ね、十九歳の時、八年間続くことになる波乱に満ちた結婚生活に入った。
十月頃から、気分が少しずつ落ち込む。
仕事の能率が落ちて、力も入らないし、睡眠時間ばかり増えるんだ。
仕事のできが悪くなって、同じ仕事に身が入らない。
自分の仕事の質にも自信が持てなくて、悩みの種ばかり。
「どうしてこんなことするんだ。
一体、何の役に立つんだ」ってね。
無力感と不安の間を行ったり、きたり。
何かがおかしいってのはわかるんだけど、その当座は何が悪いんだかわかりやしないんだ。
仕事がうまくいかなくて、何度か失職していたが、クリスマス頃に職を失うことが多かった。
その後の四、五ヵ月は仕事につかず、それまでにかせいで貯めた金で暮らしていた。
その間、ひどく落ち込んでしまう。
女房が買い物をひとりで済ませてくれる。
結婚した初めの頃は、女房は心配して、どうして良いかわからずに、家に帰ってきて、励まそうとしてくれたよ。
でも、そのうちに、かまわれるのがいやなのがわかってきて、女房はおれのやることに口出ししなくなった。
もし口を出された場合は、「どうしたっていうんだ。
ほっといてくれ」と怒って、叫び立てることになるからね。
だいたいの人はおれのことをほっといてくれるよ。
金がなくなると、アランは「何がしかの仕事にはありつける。
ピアノ運びとか、トラックの運転、自動車修理、借金の取立、ナイトクラブの用心棒」といった電気修理以外の仕事につく。
電気回路がどうなっているか、故障がどこにあるか、そしてどうすれば修理できるかということが考えられない。
夏の数力月ならわけなくできる仕事ができなくなって冬の問、楽しいと思えるものは少しもなかった。
時にほんの数分の問、我とわが身の惨めさを忘れることがあったが、それはすぐに無力感と絶望に変わった。
何度も自殺しようと思った。
道路のそばで、トラックの前に飛び出すことを考えたり、バルコニーや橋の上で、「下のアスファルトに飛び降りる」ことを考えたりした。
風呂に入っていたり、髭を剃っていて、剃刀を見つめて、手首を切ることを考えたりした。
冬に、一度、アランは本当に自殺をはかった。
症状は二十代の後半から三十代の前半にかけて悪化していった。
自分を「役立たずのがらくた」にしか思えないような、最悪の状態になった、ある冬の日のことだった。
ロの中に銃口をつっこんだまま長い間すわり、撃鉄を引き、引き令に指を掛けていた。
今でも、どうして引き金を引くのを思いとどまったのか、自分でもはっきりしない。
三月の半ば頃には、アランはなんとなく感じが違ってくるのに気づく。
そして四月の中旬には、抑うつから立ち直り始める。
春から夏にかけて、「きれいな上昇カーブを描いて」、低調から好調へ、あるいは躁状態へと移行していく。
新緑の頃までには、気分は良くなり始める。
最初のうちは、びくびくしてるよ。
「気を持たせてるだけじゃないか。
ほんの数日、調子が良いだけで、また悪くなるんじゃないか」ってね。
五月までには、ずっと気分も良くなって、六、七月になる頃には、何かやりたくてたまらない。
熱狂的で、陽気になったおれは、「またやっつけてやった」って思い、冬の苦しみと比べて、なんてすばらしいんだって感じるのさ。
七月四日頃には、ますます拍車がかかる。
力と元気がみなぎり、ほんとうにおれは強いんだって感じる。
いくらでも働ける。
世界一だって思うよ。
八月には、もっと激しくなって、眠るのも少しだけで夏には、おれが覚醒剤でも使ってるんだろうって思ってるやつが多い。
ちょうど、夏には覚醒剤を使うやつが多いしね。
まわりの運中はおもしろがったり、びっくりしたり、怒ったり。
たとえば、海辺で、もし裸で水に飛び込みたいって思えば、すぐしちゃう。
でもおれはクスリはやっていませんよ。
ただ気分が良いんだ。
それが夏なんだ。
性的欲求も強くなって、それだけのために生きているみたいになっちゃう。
同じような欲求を持ったやつを見つけようと思ったけど、なかなかむずかしいや。
夏の間に、たくさんの人間と出会っては別れるってことになるね。
八月には短気になって、ひどいことを起こさなくても、夏の間に、一つや二つの喧嘩はするね。
ほんとうにひどくなると、一度そういうことがあっだけど、警察沙汰を起こした。
九月には、少し落ち気味で七月、八月に起こした傷口をなめるようになるね。
アランは自分の行動の変化を季節と関連づけているが、行動上の変化を光ととくに結びつけることはなかった。
しかし、いつも光にはなんらかの魅力を感じていた。
「色のついた光、太陽の光、輝き、そしてストロボの光」に。
自分用に色のついたストロボを作ったこともある。
しかし、国立精神保健研究所のSADクリックに行くことを担当の精神科医が勧めた時には、彼自身は懐疑的だった。
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